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矢田建設のブログです。

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2021/5/19

住宅ストック循環支援事業とグリーン住宅ポイント制度を比較します!

住宅リフォームにおける制度は毎年何かしら発表されており、今年はグリーン住宅ポイント制度が開始しています。現在のグリーン住宅ポイント制度の前継が、住宅ストック循環支援事業という、補助金の制度でした。もともと、制度の背景にはこのような理由がありました。

1:日本全国に多くある空き家問題

2:既存住宅のエコリフォームを推進

3:リフォーム事業の活性化

この記事では、グリーン住宅ポイント制度と、住宅ストック循環支援事業を比較していきます。

住宅ストック循環支援事業とは?

住宅ストック循環支援事業とは、国土交通省の管轄における補助金制度となります。主な目的は、リフォーム事業の促進を図ることや、既存住宅や中古住宅を適切にリフォームすることで、ニューファミリー層の住宅購入における費用負担を軽減させ、既存住宅の流通促進を目的としている制度でした。

補助金交付の対象者は、要件を満たしている工事を取り行う事業者に対して国が交付をし、施主(住宅所有者・住宅購入者・住宅取得者)に向けて、事業者が還元をするという流れとなります。

補助金の上限は最大で65万円、工事内容によって補助額が異なりますが、工事内容は次の通りです。

エコリフォームの要件

住宅エコリフォームとは、断熱材を用いた外壁や屋根、床にリフォームをすることで、エアコンの消費電力を抑えたり、窓ガラスに内窓を取りつけることで、夏は快適に、冬は暖かい家を実現する「環境にやさしい住宅リフォーム」のことを言います。

この住宅エコリフォームの際に要件を満たす場合、補助金が支給されます。

自ら居住する住宅であり、工事後は耐震性が整備されていることが必要となります。

また、居住確認は、住民票で確認をし、耐震性は、次の3つのいずれかの書類で確認をします。

①建築確認の日付 昭和56年6月1日以降であること

②表示登記の日付 昭和58年4月1日以降であること

③建築士が耐震性の確保を認めた証明書が確認できること

補助金の限度額は1戸あたり30万円となり、耐震の補修の場合は1戸あたり45万円の上限となります。

既存住宅の購入

補助金対象には、「良質な既存住宅の購入」も含まれています。こちらに関しては、次の条件の全てに当てはまることが必要となります。

まずは、年齢制限が設けられており、満40歳未満であること、既存住宅インスペクションが実施されており、既存住宅売買瑕疵保険が付保され、補正予算の成立日以降に売買契約の締結、事業者が登録した日以降に住宅の引き渡しを受けるものという条件があります。

補助金の上限額は、1戸あたり50万円、耐震の補修の場合は、1戸あたり65万円の上限となり、住宅エコリフォームのケースと補助金上限額が変わります。

エコ住宅の建替え

エコ住宅とは、エコリフォームの「エコ」と概念は同様となり、環境にやさしい住宅であることを言います。

エコ住宅建替えの要件は、次のすべてに当てはまる必要があります。

耐震性を有しない住宅を解体し、自ら居住をする目的としてエコ住宅に建替えること、また、補正予算成立日か、事業者が登録をした日のどちらか遅い日にち以降、工事に着手することが挙げられます。

エコ住宅の補助金の上限額は、50万円となります。

グリーン住宅ポイント制度

住宅ストック循環支援事業と比べ、グリーン住宅ポイント制度は、補助金ではなくポイントを付与される制度となります。

対象工事は、前回の記事でも挙げていますが、工事内容によって、細かな条件が設定をされているケースもあります。

https://www.yada-kensetu.com/?p=2410&preview=true&_thumbnail_id=2413

あくまでポイントの付与となり、家電から、日用品雑貨、食料品、ベビーキッズ用品まで幅広く商品と交換でき、交換商品は、随時追加をされていきます。

どちらがお得なのか?

補助金制度とは、工事に対して規定の補助額の貨幣が給付される制度ですが、ポイント制度は、工事費に対してポイントが加算されるので、一見お得感が感じづらいかもしれません。

しかし、将来的に付与されているポイントを利用することで、大型家電の買い替えや、日々の日用品をポイントで購入することもでき、賢くお得な買い物ができることがあります。

住宅ストック維持・向上促進事業

令和3年度、国土交通省は、既存住宅や、リフォーム住宅の促進に向けて、事業者が、適切に評価されるような事業支援を発表し、事業者の公募を募集しています。

今までは、良質かどうかの判断ができなかったため、住宅のリフォームをしないと結論づける所有者が多かったのですが、市場での良質な評価が透明化されることにより、既存の住宅を維持する意識が芽生え、住宅所有者の思考が、リフォームに向く可能性も考えられるでしょう。

私たち、株式会社矢田建設では、住宅のリフォームやリノベーションのご相談を随時お受けしております。 新築を購入するか、中古住宅を購入しリフォームやリノベーションを施すか迷われている方も、お気軽にご連絡ください。

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