シニア世代がリフォームする理由とは?
2017年12月11日

近年では50代、60代のシニア世代のリフォームが増加傾向にありますが、
シニア世代がリフォームする理由やポイントはどういったところでしょうか?
リフォームする理由は様々ですが、その中でも
「長年住んできて老朽化した設備を一新したい」
「子どもの独立で間取りを考え直したい」
「子ども又は親との2世帯同居を考えている」
「定年を迎え老後のために」
といった理由でリフォームを考える方々が多いようです。
それではシニア世代のリフォームのポイントはどういうものでしょうか。
まず第一のポイントは「使いやすさ」です。
こちらはどの世代にも共通する事ではありますが、シニア世代は5年後10年後の
「使いやすさ」も考慮する必要があります。
現在は元気で生活に何も問題を感じないかもしれませんが70代、80代を迎えた時の
生活を思い浮かべてみてください。
料理、洗濯、入浴、トイレなどなど今と同じ様にはいきません。
料理であれば食器や調理器具の出し入れ、洗濯であれば物干し場までの導線など
将来を見越した「老後も使いやすい」リフォームが必要と言えます。
次にあげられるのは「安全と健康」です。
年齢が進むにつれて足腰は弱っていきます。
階段や玄関の段差、立ったりしゃがんだりの動作のあるお風呂やトイレなどに
転倒防止の手摺りや滑りにくい床材を検討してみてはどうでしょうか?
また、お風呂には高齢者に多く見られるヒートショックを防止する為に
脱衣所と浴室に温度差を無くす暖房設備をおすすめします。
「家のメンテナンス」について考えるのも大事な要素になります。
定年後は収入も減り、屋根の補修や外壁の塗装などの費用を捻出するのも大変です。
そこで例をあげますと外壁の塗装が10年毎だったのを、30年はメンテナンスの要らない方法を選んでみる。
リフォーム時の費用は10年毎の外壁塗装よりも割高になりますが、10年×3回にかかる費用よりも、30年メンテナンスが要らない方が、結果的に費用も安くなる事があります。
将来の資金計画と併せて「家のメンテナンス」を考えておくと安心です。