リフォームの知識

結露の発生するメカニズム

2017年12月11日

結露の発生するメカニズム

結露には室内外の温度差によってできる表面結露と壁の中の水蒸気が進入してできる内部結露があります。
カビ・ダニを含めたハウスダストを発生させる原因の一つとしてあげられるのがこの表面結露です。
ダニの死骸、糞、カビの胞子が部屋を飛び回り、喘息やアトピー性皮膚炎などの原因物質となる「アルゲン」となります。
今回は表面結露について見ていきます。
窓ガラスの結露は、暖かい空気に含まれている室内の水蒸気と、外気で冷えた窓ガラスが接触して起こります。接する相互の温度差が大きいほど、結露の量も多くなります。つまり、結露が生じる要因は、外気と室内の温度差にあるのです。
窓ガラスが結露しやすいのは、家の中で外気と室内の温度差の影響をもっとも受けやすい場所だからです。また、近年では冷蔵機器の使用で室内の気温が低下し、外気と温度差ができるため、夏季でも結露することが多くなりました。
・結露発生を抑えるには
窓ガラスの結露を防ぐ最大のポイントは、断熱性を高めること。そのためには、外気の影響を受けにくい窓ガラスと水蒸気が接触して発生をします。
そこで、窓ガラスを2枚にして、間に空気の層を作り、熱の移動を防ぐことで断熱効果をあげ、結露を防ぐ方法が効果的です。
2枚のガラスの間に乾燥空気層を密封した複層ガラス「ペアガラス」や、熱の放出を抑制する金属膜をガラスにコーディングした高熱遮熱複層ガラス「サンバランス」なら室内側ガラスの湿度低下を抑え、室内との差を小さくし、結露をずいぶん減らすことができます。

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