リフォームの知識

リフォームとリノベーションの違いは?

2017年12月11日

リフォームとリノベーションの違いは?

近年「リフォーム」と「リノベーション」の言葉の使い分けは非常に曖昧になりつつあり、明確な線引きはされにくくなってきています。
双方を分類するには主に「工事の規模」と「住まいの性能」の2つの違いについて知る必要があります。

 

「リフォーム」については「リフォームとは」の項でも説明していますが、一般的に老朽化した建物を新築の状態に戻すことを言います。
基本的にマイナスの状態のものをゼロの状態に戻すための機能の回復という意味合いとして多く使われています。

一方「リノベーション」は現状の建物に大規模な工事を行ない、新築のときよりも性能や価値を高めたりすることを言います。
リフォームのような機能回復にプラスアルファの付加価値をつけ、より快適に、より機能的にするという意味があります。

「リフォーム」の主な工事としてクロスの張替えや壁の塗装の張替えなどの小規模な工事から、屋根全体の交換やお風呂やキッチンなど大型設備の取り換え等、大規模な工事もあります。
「リノベーション」は間取り、水道管や排水管、冷暖房換気設備の変更など大規模な工事の事を指します。

「リフォーム」のメリットとしては
費用が安い、工期が短く住みながら工事が出来る、家の雰囲気が残る等が挙げられ、
デメリットとしては住宅の機能は向上しない、部分的な改修の為コストパフォーマンスが悪い等が挙げられます。

「リノベーション」のメリットとしては
間取りを自由に設計できる、住宅としての性能を高め資産価値が向上する、物件購入の際の選択肢が増える等です。
デメリットとしては費用が高い、工期が長く工事中は住む事が出来ない等が挙げられます。

双方の良し悪しは様々で住んでいる家の状態や住んでいる人の想いによってリフォームとリノベーションのどちらが適しているのかが変わってくるので一概にどちらが悪いという事はありません。
リフォームとリノベーションの違いを把握し、どちらが自分の家に最適か判断できる事が大切です。

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