リフォームの知識
ヒートショックとは
2017年12月11日

ヒートショックとは急激な温度差による肉体的ショック症状の事で、ヒートショックが起こりやすいのは寒い冬場の発生率が高く、高齢者の方に多く見られます。
冬場の寒い脱衣所で裸になり、冷え切った浴室に入ると寒さにより血管が縮み、血圧が急激に上がります。
血圧が急激に上がった状態で熱いお湯に浸かれば、さらに血圧が急上昇します。
しかし体が温まることで血管は広がりだし、今度は逆に血圧が下がってしまいます。
このような血圧の乱高下が心臓に大きな負担をかけてしまい、ヒートショックを招く事になります。
ヒートショックによる心筋梗塞・脳梗塞・脳卒中・不整脈リスクは高く、失神だけの場合でも浴室の床で滑って頭を打つなど大変危険です。
ご家庭でできる対策としては
脱衣所に暖房器具を設置し、服を脱いだ時の血圧の上昇を緩和する。
入浴前に5分前後、浴槽のフタを開けておくと湯気により浴室全体が暖められヒートショック対策になります。
高齢者には一番風呂を進めないことも大切です、一番風呂は浴室が冷え切っていてお湯も入れたてで熱いですね。2番風呂以降ならば浴室は温まり、湯加減も良くなるでしょう。
上記を対策としてあげましたが
しっかりと対策するのであれば内窓の設置や浴室をユニットバスへ改修する、
浴室専用の暖房器具を設置するなどがおすすめです。